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「わがままな美人」

 当店のロゴにはデンドロビウムという蘭科の花が描かれています。蘭には「上品」「美しい淑女」「優雅」「愛情」といった花言葉があります。花の女王と称される蘭にふさわしい言葉ばかりですよね。

 蘭には野生種だけで1~3万もの種類があると言われており、その種類ごとに花言葉がついています。それはもちろん当店のシンボルフラワー「デンドロビウム」にも。その花言葉は「わがままな美人」です。

 デンドロビウムの時にわがままに見えるほどの圧倒的な美しさからそのように付けられたと言われています。ではデンドロビウムは扱いにくいお花かというとそうではなく、実は蘭を育てるのが初めての方でもやりやすいと言われるくらい身近なお花だったりします。

 確かにヒトも同じで圧倒的な美人な方って、内から溢れ出てくる気品というか、オーラのようなものが大きく関係する気がします。最初はとっつきにくい印象でも話しかけてみると、とても穏やかで素敵な方だったりもしますよね。

 デンドロビウムの花言葉の「わがまま」は言葉通りの意味合いでつけられているんですが、私は別な意味もあっていいのではないかなと思っています。それは本当の美人は自分を「わがまま」でいさせる時間を作れる人の事ではないかなと。

 私たち女性は時に娘として、時には妻として、時には母として、会社では責任ある立場を任されているかもしれません。年齢を重ねるたびに気を遣う対象や気に掛ける対象が増えていき、時々抱えきれないほどの荷物を抱えていることもあります。

 人は完ぺきではないので、その状態が続けばいつかはパンクしてしまいます。そしてそんな状況では周りに本当の優しさを示すことも難しい。周りの人を気づかうためにはまず自分を甘やかす時間、わがままをいう時間が必要です。

 そう分かっていても、マルチタスクをこなせてしまう性質の私たち女性は日常の中にいると、つい「休む」ことを忘れてしまいませんか?

 そこで当店は日頃の喧騒を離れ、あなたご自身があなたご自身を「甘やかす(わがままに過ごす)」、そんな場所を提供したい、そのお手伝いをしたいと考えております。

 月に一度、手元・足元のケアをする場所だけではなく、ゆっくり自分の事だけを考える時間を過ごし、日常に少しゆとりを、そして優しさを持ち帰る。そんな場所として当店をお使いいただければ幸いです。

ネイリスト AKI

 

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